こんにちは!
新年に初詣の計画されているかたもたくさんいると思います。
いざ、お参りするとき、どうやるんだっけ?と悩むことがありますよね。
今回は神社、お寺のお参りの仕方について書いていきたいと思います!
初詣やり方、神社お寺のお参りの仕方、参拝マナー!初詣前に要チェック!
神社とお寺、どっちに行く?
実は、初詣は神社とお寺、どちらに行っても構いません。
初詣は、まずは、住んでいる場所の守り神や菩提寺への新年のあいさつですので、神様(神社)でも仏様(お寺)でもいいのです。
一般的には神社へ参拝に行きますが、関東では寺院に参拝する人もたくさんいます。
初詣は何回行っても、何か所行っても構いません。
しかし、まずは、地元の氏神様や菩提寺へお参りに行きましょう。そして、有名なお寺やお宮に行くと良いでしょう。
地元の氏神様は、産土(うぶすな)神社とも呼ばれ、縁あって生まれた土地の神様を大切にしましょう、という意味があります。生まれた土地でなくても、お住いの土地の氏神様にまずは新年のあいさつをされるとよいでしょう。
神社のお参りの仕方
神社の鳥居は外界と聖域の境界線を表しますので、衣服を整えて、鳥居の前で軽く一礼してから、鳥居から立ち入ります。
そして、参道の真ん中は神様が歩く場所と言われますので、真ん中は基本的には避けて、左右のどちらかの端を歩いて通りましょう。
神社には必ず「手水舎」という手と口を清める場所があります。神様への参拝は神聖なる儀式と考えられますので、ここでお清めをします。
お清めは、まず右手で柄杓を持ち、左手を清め、次に左に持ち替えて右手を清めます。
そして、再び右手に持ち替えて、左の掌で水を受け、口をすすぎます。
柄杓に口をつけてすすがず、必ず、左の掌で水を受けてから口へ。
再度、左手に水をかけたら、両手で柄杓を立てて柄の部分に水を流し、元の場所にふせて置きます。
神社参拝の基本は、二拝二拍手一拝(二礼二拍手一礼)です。
二拍手の時に両手をきっちり合わせて行う人がいますが、これは間違いとされ、本来の作法はずらして拍手をして、祈る時に手を揃えます。
手をずらすのは、神と人がまだ一体になっていないことを表し、拍子を打つことで神を招き、掌を合わせることで神人が一体になるという意味だそうです。
拝殿にある鈴は、その音によって邪気を払い、神様を呼ぶとされています。鈴の音を神様に奉納する意味もありますので、できる限り鳴らすようにしましょう。
神様に真心を捧げるしるしとして丁寧にお賽銭を入れます。
二拝(深く二礼)二拍手(二回拍手)一拝(深く一礼)の作法で拝礼します。そして会釈をしてその場をあとにします。
おみくじやお守り購入は参拝後です。
地域にによって異なるようですが、おみくじの順番は基本的には、大吉>吉>中吉>小吉>末吉>凶ですね。
悪い内容が出たら結んで帰る人が多いようですが、実際には持ち帰ってもよいそうです(神社庁は持ち帰り、戒めにすることを推奨しています)。
また、結ぶ時には樹木保護の観点からも生木を避け、神社が用意している場所に結ぶことが望ましいと言われています。
持ち帰ったおみくじは、神棚に上げたり、財布などに入れておくのもいいようです。処分する際は、どの神社でもいいので「お焚き上げください」といって持っていくのだそうです。ごみなどと一緒に捨てないようにしましょう。
初詣でも御朱印を書いていただくことができますが、新年は御朱印をお願いする人が多いので、時間や混み具合を考えて書いてもらうようにしましょう。先にお参りをしてから御朱印をもらうのが基本ですが、混雑具合によっては御朱印帳を預けてからお参りする場合もあります。
神様の領域である神社を去る時には、最後に鳥居をくぐる前に身体の向きを変えて、神社の方向に軽く会釈をしてから境内を出ます。
去る時も感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
お寺にお参りの仕方
寺院と神社の参拝マナーは似ていますが、少し違う部分もあります。
神社でいうと鳥居にあたるのが、寺院の山門です。世俗世界と聖域の境界なので、参拝の時には山門前で合掌をして一礼します。
神社とは違い、お寺の参道は真ん中を歩いても構いません。
敷石がある場合は、参道を歩かずに敷石の上を歩くのはマナー違反とされますので、参道を歩きましょう。
神社と同様に「手水舎」でお清めをします。清め方は神社と同じで構いません。
お清めは、まず右手で柄杓を持ち、左手を清め、次に左に持ち替えて右手を清めます。
そして、再び右手に持ち替えて、左の掌で水を受け、口をすすぎます。
柄杓に口をつけてすすがず、必ず、左の掌で水を受けてから口へ。
再度、左手に水をかけたら、両手で柄杓を立てて柄の部分に水を流し、元の場所にふせて置きます。
お寺によっては手水舎がない所もあります。その場合は、そのまま先に進みます。
参拝者が鐘をついてよいお寺でしたら、ぜひつきましょう。つくことができないお寺はそのまま進みます。
尚、参拝後に鐘を鳴らすのは「戻り鐘」「出鐘」と呼ばれる行為で、縁起が悪いとされているので気をつけましょう。
寺院によっては、本堂の前にお線香を焚く香炉があります。お線香の香りは仏様をもてなすものです。用意されている場合は献香し、煙で体をさすって身を清めましょう。(お線香の本数は宗派で決まりがある場合を除き、通常は1本で構いません)
尚、お線香の火は先の参拝者からいただくと「業を受ける」とされています。新しく火を灯すのがよいでしょう。
本堂付近には大抵の場合、ロウソクを捧げる場所があります。献火できる場合はこちらも捧げましょう。(捧げる本数は通常1本ですが、菩提寺でご先祖様を弔いたい場合は本数を増やしても構いません)。尚、線香と同じく、ロウソクの火も先の参拝者からもらうことやめましょう。
寺院参拝では、お賽銭を捧げたら目をつむり、両手を合わせて合掌をし、頭を下げて祈ります。(二拝二拍手一拝は行いません)この時、数珠を持っているといいですね。
寺院参拝の具体的な作法は、まずお賽銭を納め、鰐口などの鳴らし物があれば鳴らします。次に、静かに合掌して一礼し、深くお辞儀をします。数珠を持っている場合は、この時に手にかけます。拍手はしません。
そして最後に、一礼して退きます。
寺院は仏様のいらっしゃる場所です。そこにお邪魔したのですから、山門から出る時には、本堂に向かって合掌一礼をするようにしましょう。
神社へのお賽銭は「日頃の感謝を込めた供物」と考えられ、寺院へのお賽銭は「自分の欲を捨てるためのお布施」と考えられます。
捧げ物の意味合いが強い神社に対して、寺院へのお賽銭は「修行の1つ」という意味合いになり、寺院の賽銭箱は「賽銭」ではなく「浄財」と書かれたものが多いです。
神社、寺院、共通のマナー
おみくじも、お守りを買うのも、参拝後となります。おみくじは期限がないという説もありますが、基本的には1年ごとと考えるのが一般的です。
しかし、合格祈願や安産祈願のお守りは結果が現れたらお返ししましょう。昨年度のものや結果が現れたものは、境内の「古札納め所」などに納めましょう。
多くの人が神社にお守りを返しますが、寺院のお守りは寺院に返すのがマナーとされます。購入した寺院でなくても構いません。また、1月15日頃に行われるお焚き上げで焚いてもらうという方法もあります。
魔矢の効果は1年間です。基本的には買った神社やお寺に返します。どうしても買った場所に行けない場合は、他の神社に持って行き、処分をしてもらいましょう。
参道を歩いている時に神職や僧侶の方とすれ違うことがあります。この時は、神職や僧侶の方に道を譲り、自分たちは脇に寄り頭を下げて通り過ぎるのを待ちましょう。
また、本来参道はお参りを済ませた方が優先で、これから参拝する人たちは右か左に寄ることが礼儀とされます。
今回はお参りのやり方について書いてきました。
初詣は大勢の人が訪れますが、お寺で二拍手したりしている人もいます。近くの人の見様見真似で間違えないようお気を付けください!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!