コロナ乳幼児への影響・アフリカの心配とインドはカレーとヨガのおかげか

こんにちは。

新型コロナウイルスに関して、気になる記事がいくつかありましたので、ピックアップします。

コロナ乳幼児への影響・アフリカの心配とインドはカレーとヨガのおかげか

まず、若い人は感染しても重症化しないと言われています。
しかし、1歳未満の乳幼児はまた話が別のようです。

中国で小児コロナ患者「2000人超」の深刻度

小児は感染しにくい」という見方もあった新型コロナウイルスだが、そうした楽観を戒める論文が登場。中国の独立系メディア「財新」取材班が徹底分析した。
 中国の、新型コロナウイルスに感染した小児患者に関する最大規模のデータによると、1月中旬から2月初旬にかけて、中国では2000を超える小児が新型コロナウイルスに感染した。大多数の小児患者は軽度または中度の症状だが、一部の小児――とくに幼児や乳児(訳注:1歳未満の子ども)の重症化率が高い
(中略)
しかし、直近の1週間で、イギリスでは少なくとも3人の乳児が新型コロナウイルスに感染している。さらに今回の研究によると、新型コロナウイルスに感染した1歳未満の患者のうち、10%超が重症または危篤状態となった。
これと呼応するかのように、3月18日、武漢小児病院などの医療機関が「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)」において、『小児の新型コロナウイルス肺炎感染(SARS-CoV-2 Infection in Children)』という論文を発表した。
同医療機関のチームが1月28日から2月26日にかけて検査を行った1391人の小児のうち、171人の新型コロナウイルスへの感染が確認されたという。そのうち9人は重症または危篤状態となり、3人は集中治療室(ICU)での治療などが必要とされ、生後10カ月の乳児1人が死亡した。
(中略)
同研究はさらに、小児が社区(訳注:団地のようなコミュニティー)の中で感染を広げる重大な原因であるかもしれないと警告を発している。現有のデータによれば、小児は伝染性の強い上気道感染症になることが多い。また、診断後の数週間以内に、一部の小児の糞便が核酸検査で陽性になっている。
これは、ウイルスが消化器系で複製できることを示す。乳児や小児の一部がまだトイレトレーニングを受けていないことや、自らを守ろうとする意識が低いこと、鼻汁や糞便などさまざまな要素を考慮すると、幼稚園や学校、家庭内で集団感染を引き起こす可能性がある。(東洋経済オンラインより)

歩いていると、マスクをしたお母さんが乳幼児を抱っこして、でも抱っこされている乳幼児はマスクをしていない、なんて光景はよく目にします。
乳幼児でマスクをしている子は、ほぼ見かけないですよね。

しかし、このような検査も行われている結果でしたら、帽子やストールのようなものでガードするとか、もちろん人混みに行かない等、気を付けたほうがよいかと思われます。

新型コロナ:アフリカ大陸上陸で始まる地獄絵図

今最大の関心事は、人口13億3000万人のアフリカ大陸に新型ウイルスが本格的に「上陸」し始めたことだ。ひとたび火がつけば、ウイルスは燎原の火のごとく急速に拡大する。
貧困と食糧不足、さらには民族間衝突・紛争が続いている開発途上国が大半のアフリカ
ウイルス感染予防には頻繁に手を洗うことやマスクの着用が奨励されているが、アフリカの大半の国では手を洗う水道水も完備していない
地域によっては病院などの医療施設が全くないところもあると言われている。
米主要シンクタンク、戦略国際研究センター(CSIS)のアフリカ問題政策部長、ジャッド・デバーモント博士は、3月18日緊急論文を発表。
その中で「アフリカにとっての新型ウイルスは住民の生命・健康問題や経済問題だけでなく政治危機である」と警告を発した。
(サハラ砂漠以南の地域)サブサハラのアフリカ諸国は新型コロナウイルス感染拡大に直面している
「これは住民の生命・健康に対する脅威やそれに伴う経済上のカタストロフィー(大惨事)を生じさせるだけではなく、政治的危機をアフリカ大陸にもたらしかねない
アフリカ諸国のリーダーたちやメディアは新型ウイルスの脅威について気づくのがかなり遅かった。アジアや欧州では感染拡大が続く中で、2月から3月第1週まではアフリカ大陸への感染進度が極微だったことなどがその要因だ」
「しかし3月に入り、感染はじわじわと増え始め、3月18日段階ではサブサハラ25か国で感染者が次々と出始めた」
感染者は南アフリカ、ケニヤ、ナイジェリアで多数続発し、陸封の中央アフリカや人口小国の赤道ギニアなどにまで拡大している」
「アフリカ諸国は今もなお結核、HIV、マラリアなどの各種伝染病への対応を迫られている。飲むには不適切な水や完備していない衛生・下水設備がこうした伝染病撲滅の障害になっている」
「こうした状況下で新型ウイルス感染が拡大すれば、アフリカ諸国政府が厳しい立場に追い込まれるのは必至だ。感染拡大を阻止する財政的な資源は全くない
世銀やIMFはアフリカ諸国に対する資金提供を約束しているが、それだけでは足りない。(アフリカに深く関わり合いを持つ)中国や欧米からの多額の援助が必要なことは言うまでもない」(https://www.washingtonpost.com/opinions/2020/03/19/can-africa-avoid-being-next-europe-fight-against-coronavirus/
だが、デバーモント博士が指摘している通り、中国や欧米には今その余裕はない
アフリカに新型ウイルス感染が拡大したらどうなるか。先進国がもがき苦しんでいる中で、すでにカオス状況に陥っているアフリカに火がつけば、どうなるか――。
考えただけでも空恐ろしい。その瞬間が時々刻々迫っている。(JBpressより)

この新型ウイルスはアフリカにも上陸して、衛生環境が良くないこともあり、アフリカの心配が言われ始めています。
日本もこれからどうなるかわかりませんが、まだ、手を洗う水があり、手を洗う習慣もあります。

水道設備が整っていない、医療が整っていないというのは、かなり今回のウイルスに関しては怖いですね。

インドが全土封鎖、21日間 首相表明、新型コロナ対策

インドのモディ首相は24日、新型コロナウイルス対策について国民向けに演説し、25日から21日間、全土で封鎖を実施すると表明し、国民に外出を控えるよう呼び掛けた。世界第2位の人口約13億6600万人を抱えるインドの封鎖は世界経済にも影響を与えそうだ。
モディ氏は演説で「ある意味、外出禁止令である」と述べた。感染が欧米で急速に広がり、阻止する方法は家から出ないことだと強調した。
インドでは首都ニューデリーを含むほぼ全土で既に封鎖が実行され、住民は生活必需品の買い出し以外の外出が制限されている。人の移動が難しい状況となっている。(共同通信より)

21日間の封鎖とは、かなり徹底しています。
世界の状況を見て、最悪なことになるのを避けるために、先手を打ったのでしょうね。
ある意味、日本とは真逆です。

そんなインドですが、3月25日の時点で、感染者は519人、死者は10人です。
他国に比べると少ないですが、25日までの数日で増えてきたため、緊急にされたようですね。

そう、他国よりも感染者が少ないイメージのあるインド。
その流れでこちらの記事です。

新型コロナで注目、免疫力を高める食材はあるのか?

現在、流布されている噂のひとつに「インドカレーに予防効果あり」がある。「武漢から帰国したインド人700人のだれからもウイルス感染が確認されなかった」との情報が中国のネットで出回ったことに端を発しているようだ。「インド人いえばカレー」「香辛料は免疫力を高めそう」という発想も加わったのだろう。
少なからぬ企業や研究者の間では、カレーを黄色くさせるクルクミン(別名ターメリック、ウコン)に、免疫力を高める効果があるとの見方があるようだ。基礎的な研究では、クルクミンのウイルス活動抑制作用の報告例もある。
だが、クルクミンの医療的効果に否定的な研究論文もある。米国ミネソタ大学のキャサリン・ネルソン助教らの研究チームは2017年に、クルクミノイド(クルクミンを主要成分とするポリフェノール)のさまざまな病気に対する臨床試験が120以上行われたが、信頼のおける方法で試験が成功した事例はひとつもなかったとする論文を雑誌『ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリー』に発表した。そして「生物学的に利用可能ではない」と結論づけている。
カレーにはクルクミン以外にも、さまざまな香辛料や野菜が含まれる。トウガラシ、クミン、緑黄色野菜やイモ類などだ。だが、これらの食材は、多くの感染者を出した中国でもよく食べられてきた。「インドカレーに予防効果あり」の信憑性はなさそうだ。(JBPRESSより)

最終的に、この記事は「これは噂で信憑性なし」という結論ですが、「武漢から帰国したインド人700人のだれからもウイルス感染が確認されなかった」との情報により、カレー屋が混雑しているという話も聞きます。
また、インド人がウイルスに感染しにくいのは「カレー」がいいのか「ヨガ」がいいのか、という話も出ているようですね。

香辛料は体を温める作用もありますので、感染に関してどうかはわかりませんが、身体に悪いものではないですね。
カレーは肉だけでなく、野菜カレーなど、いろいろな食材を食べることができますし、また、ヨガも健康に悪いものではありません。

外出を控えて、自宅でヨガをし、コトコトとカレーを作るのもいいかもしれませんね^^

最後までお読みいただきありがとうございました。


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