領海侵略問題・日本政府は検察庁法改正より尖閣や国土を中国から守らなくては

こんにちは。

日本は国内の話題、問題ばかりですが、中国が周辺国にプレッシャーをかけていますね。

ベトナムやフィリピンの領海についてもニュースになっていましたが、日本の尖閣諸島にも大きなプレッシャーです。

領海侵略問題・日本政府は検察庁法改正より尖閣や国土を中国から守らなくては

動き始めた中国、手を打たなければ尖閣は盗られる

5月8日、尖閣諸島の魚釣島沖合12キロメートル付近の海域で操業中の日本漁船(与那国島の漁協に所属)に、尖閣諸島周辺海域に姿を見せていた4隻の中国海警局巡視船のうちの2隻が接近し、追尾を開始した。
4隻の中国海警局巡視船には3000トン級武装巡視船「海警1304」が含まれていた
日本漁船を追尾したのは、「海警2501」5000トン級ヘリコプター搭載巡視船「海警14603」1000トン級巡視船であった。
海上保安庁巡視船が急行し、日本漁船を保護すると共に、中国海警局巡視船に日本領海からの退去警告を発した
海上保安庁によると、日本漁船には損害は生じなかったという(とはいっても、小型の漁船が5000トンの巡視船に追跡されたのであるから、日本国民が大いなる脅威にさらされてしまったことを日本政府は恥ずるべきである。)
日本の「領海内」で「操業中」の「日本漁船」を、中国の法執行船である海警局巡視船2隻が追尾して操業を妨害したというのは、中国政府機関による明白かつ重大な日本の主権侵害である。
それにもかかわらず、日本政府は外務省アジア大洋州局長が在日中国公使に電話で抗議すると共に、在中日本大使館も中国外務省に対して電話で抗議しただけである。
海上保安庁巡視船の警告や日本外務当局の“厳重抗議”にもかかわらず、中国海警局巡視船は翌5月9日も、日本領海内で操業を再開した漁船の近くに姿を現し、さらに10日にも3日連続で日本領海内を遊弋した
これまでも尖閣諸島周辺海域で日本漁船などが中国海警局巡視船に追尾される事件は発生していたが、日本領海内で適法に操業中の日本漁船が中国海警局巡視船に追尾されたという事件は今回が初めてと思われる。
日本の「領海内」で「操業中」の「日本漁船」を中国の法執行船である海警局巡視船2隻が追尾して操業を妨害したという今回の事件は、これまで数多く繰り返されきた中国公船による尖閣諸島周辺の日本接続水域や日本領海内への侵入航行などから、中国側が領有権のデモンストレーションを一歩踏み出したと考えねばならない。
国際法上は、いずれの国の艦船(民間船だけでなく巡視船などの公船や軍艦を含む)も他国の領海を通航することは原則として合法とされ、無害通航と呼ばれている。
ただし、漁船が許可を取らずに操業したり、軍艦や巡視船などが沿岸主権国に威圧を加えるような行為は、無害通航とはみなされない
また、他国の領海を無害通航する場合には、可及的速やかにかつできる限り直線的に通航しなければならないとされている。
したがって、中国海警局巡視船や中国軍艦が魚釣島沿岸22キロメートル以内の海域、すなわち日本領海を通航したからといって、それは無害通航であり、直ちに日本の主権を踏みにじったと解釈されないという立場も成り立ち得る(もちろん、尖閣諸島を中国領とする中国当局にとっては、そのような航行は無害通航とは無関係で中国自身の領海を通航しただけ、ということになるのだが)。
しかし、中国海警局巡視船が日本の漁船を追跡したということは、中国側の立場に立って解釈すると、法執行船が漁業取り締まりを実施した(中国国内法によると、尖閣諸島周辺海域は5月1日から禁漁期間に入っている)ということになり、日本側から判断すると、日本領海内を無害通航に反した形で通航しながら日本漁船を追跡するという準海賊行為を働いたということになる。


要するに、中国側の尖閣諸島領有権に対する示威行動は、この5月8日をもって、一段ステップアップしたのである。
さすがの中国といえども、南沙諸島の7つの環礁を人工島軍事施設として生まれ変わらせてしまったように魚釣島や久場島などに埋め立て拡張工事を施して軍事基地化することはいまだ開始することはできないであろう。
とはいっても、尖閣諸島周辺海域の日本領海内(中国側にすれば中国領海内)での中国海警局巡視船による“法執行”を断続的に繰り返し、そのような状況を数年間続けることにより、尖閣諸島や東シナ海など知るよしもない国際社会からは、尖閣諸島を実効支配しているのは、周辺海域でしばしば漁業取り締まりを繰り返している中国なのか、実効支配していると口にしてはいるものの自国漁業者たちの安定的操業すら守り切っているとはいえない日本なのか、判断しかねる状況に立ち至るであろう。
日本政府は2012年9月11日に魚釣島(ならびに北小島と南小島)を地権者から購入して、日本国への所有権移転登記をした。
それ以降、魚釣島の地権者は日本国であり、日本国政府は「意思」さえあれば、魚釣島そして尖閣諸島が日本の領土であることを国際社会に向かって目に見える形でアピールする措置を実施することが可能な状態だ。
たとえば、現在魚釣島には民間右翼団体が設置したポータブル灯台が設置されているが、それより本格的な高性能コンパクト灯台を魚釣島の奈良原岳山頂付近に設置することが可能である。
高性能小型灯台装置と共に、海洋監視レーダーならびに上空監視レーダーも設置すれば万全だ。
それとともに、魚釣島西岬北側台地のカツオ節工場跡地付近には、コンテナハウスを応用した気象観測施設と海難救助施設を設置し、簡易ヘリパッドならびにゾディアック艇など小型艇用簡易着岸設備を併置する。
それらの施設には、海上保安庁職員と自衛隊員によって構成する気象観測チーム、海難救助チーム、海洋監視チームからなる魚釣島測候所隊員が常駐し、尖閣諸島周辺での交通や漁業の安全を保障するのだ。
同時に標高362メートルの奈良原岳山頂付近に設置されたレーダーによって、魚釣島周辺のおよそ150キロメートル圏内の高空域ならびにおよそ70キロメートル圏内の低空域や海上の警戒監視も可能となる。
この程度の設備の設置と部隊配備は、自衛隊と海上保安庁の実力、それに日本の各種メーカーのレベルから判断すると、極めて容易に実現可能な作業である(それに、アベノマスクよりも安上がりだ)。
あとは日本政府と国会に「日本の領土を守り抜く意思」があるかどうかだ。
不要不急の検察庁法改正などを強行する暇があるならば、一刻も早く「魚釣島測候所設置法」を策定可決し、日本の領土と日本国民の安全を守り抜かねばならない。(JBpressより/5月14日付)

電話で抗議しても中国は続けるのですから、電話ではなくて日本も行動で示すべきではないでしょうか。
検察庁法改正を急ぐよりも、このような事態を重く見て、話し合わねばいけないことが多々あると思います。

尖閣、挑発緩めぬ中国 軍艦並み、巨大公船も警戒―「グレーゾーン」対処課題

中国公船が今月、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に侵入し、日本漁船を追尾した問題。
日本が新型コロナウイルスによる国難に直面する中でも、海洋権益確保のために挑発の手を緩めない中国の姿勢を際立たせることになった。
領海警備は海上保安庁が対応するが、中国は軍艦並みの巨大な公船も保有。
政府は力による現状変更の圧力を警戒する。
今月8日、尖閣領海に侵入した中国公船2隻が日本漁船1隻に接近、追尾した。
日本政府は抗議したが、中国側は「日本漁船が中国領海で違法操業をした」と領有権の主張を一歩も譲らない立場を改めて鮮明にした。
海保によると昨年、尖閣諸島沖の接続水域で確認された中国公船は延べ1000隻超で、過去最多を記録。
今年1~4月は381隻で、昨年同期間(286隻)を上回るペースとなっている。
領海侵入は今年1~4月で延べ28隻に上る。

とても無害通航といえる状況ではない」。河野太郎防衛相は記者会見で、漁船を追尾した中国公船を非難した。


国際法上、沿岸国の安全と秩序を害しない領海の無害通航は認められている。
しかし、追尾する行為は該当しない。
尖閣諸島周辺海域では海上自衛隊護衛艦も警戒監視している。
海保では対応が困難になった場合には、海上警備行動の発令により、自衛隊の出動が可能になる。
ただ政府関係者は「自衛隊を出せば、中国側は『公船に日本は軍事力で対応した』と国際世論に訴え、尖閣に軍艦を出す口実にしかねない」と話す。

中国公船は大型化が進み、複数の3000トン級以上の公船が尖閣領海に侵入するケースもある。
海保最大の巡視船は6500トンだが、海保や防衛省によると、中国は「海警2901」など1万トン級の公船2隻を保有
軍艦並みの大口径の砲を備えているとみられる。

政府関係者は「1万トン級の大型船が尖閣に出現すれば、荒天時も居座わり、長期間挑発する恐れもある」と警戒する。
防衛省は、海警2901は部隊に編入され、残る1隻は南シナ海でパトロール活動などを実施した可能性があるとみている。
武力攻撃に至らない「グレーゾーン」と呼ばれる侵害行為に、どのように海保と自衛隊が連携して対処するのかが喫緊の課題となっている。(時事通信より/5月17日付)

個人的な意見ですが、憲法9条は素晴らしいと思っていました。

しかし、その結果、腑抜けな政治家がのらりくらりと危機管理できずにいるなら、最近は、改正もアリかなと感じています。

海だけではなくて、北海道を始めとして多くの日本の土地が中国人に購入されています。

日本国籍を持たない人や、外資企業に土地を買わせないようにしないと、国土も海も気付いたときには侵略されていますよね。

みなさんはどう思いますか。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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